こんにちは、管理人のキトリニタスで御座います。
最近、絵はほとんど描けておりません。
どうにも、気力が湧かなくなってしまいました。
あの手この手で、色々頑張ってみたのですけどね。
なかなか、心が、身体が、思うようになりません。絵どころか、ほとんど何もする気が起きないのです。
そんな私ですが、最近の日課になっているものがあります。ジョギングと、小説を読むこと、アニメを観ることです。
それならば、そのままそれを続けてはどうか?
と言いますのも、ジョギングや読書と、絵は、繋がっていると思うからです。
「絵を描く脳」というものが特別に脳の中に存在するわけではありません。掃除洗濯をするも、本を読むも、雨の中を走るも、絵を描くも、早寝早起きも、全て、同じ1つの脳の働きに拠るものです。一方が続けられるならば、他方もやがて出来るようになるでしょう。
その証拠に、例えばジョギング。これが習慣化したきっかけとなったのは、「宙(そら)よりも遠い場所」というアニメで感銘を受けたからです。他の如何なるものも、引きこもりの私を走らせるには至りませんでした。
小説を読みだすきっかけも、あるノベルゲームがきっかけです。ただのゲームが、読書という新しい生活習慣に化けました。そして小説を読み始めたことによって、新しいエピソード記憶が過去の望ましくないエピソード記憶を上書きし、鬱の症状が和らぐとともに、語彙が増え、思考力が以前より増した気がします。
アニメを観る、ノベルゲームをする、そういった、世間では非生産的としか見なされないものでも、その「物語」で心が動くことによって、脳の働きが良くなることがあります。
もし今、どうしても絵を描く気力が湧かない、何かを頑張れないというのであれば、今できることを、たとえ部屋の片づけや読書ということであっても、ていねいに実行していくべきだと思うのです。ひいてはそれが絵の習慣化にも資すると私は確信します。
実際に、ある1つの建設的行動の習慣化によって、他のことも習慣化しやすくなるという研究論文があります。ある学生グループに、毎日1時間ジムで運動をするようにさせます。すると、その実験に参加した大学生の健康状態は、三か前に比べて明らかに改善しました。ここまでは予想通りです。しかし、変化はそれだけではありませんでした。参加者の自宅学習時間も著しく増えたそうです。また別の実験では、あるグループが一か月間、家計簿をつけるよう指示されます。その結果、参加者の経済状態は改善しました。ここまでは予想通りです。しかしそれに留まらず、参加者は以前よりジャンクフードを食べる量が減り、アルコールやカフェインの摂取量が減ったとのことです。また、運動の量が増えたそうです。
運動を習慣化することで勉強もするようになった。
家計簿を付けることでカフェインの摂取量が減った。
恐らくこれが、「運動」から「読書」に換わっても、「家計簿」から「整理整頓」でも同様の結果が得られるでしょう。
「勉強」でなく「絵」でも、「カフェイン断ち」ではなく「早寝早起き」でも通用するでしょう。
私は、人を血液型で性格判断する人間が苦手です。
人を、文系か理系かで判断する人間も苦手です。
何かの行動を、右脳的か左脳的かで考える人間も苦手です。
人を幾つかの性格タイプに分ける人間も苦手です。
これらの人とはお近づきになりたくない。
人間はそれほど単純ではない。少なくとも私はもっと複雑な自我を持ちたいです。
1つ1つが、繋がっていると私はみています。だから、今できることをやるだけです。
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