振り返ってみれば、俺はこれまで、一流の人との関りがあった。
通訳案内士、藝大卒の先生、ピアノの先生、ボイストレーニングの先生、プロゲーマー、有名配信者、その人たちが、皆、俺に言ったのだ、
「長い目でみろ」と。
分野は違えども皆、同じようなことを俺に言う。一つの道を究めた人は、最終的に1つの智慧、1つの知性に収斂していくものなのだろう。
彼らと今、会話することはできないが、私の心の中にいる彼らの記憶の残滓と会話をすることなら出来る。時間も空間も飛び越えて、あの時の彼らと、心の中でもう一度会って会話をすることならできる。
心の中の彼らに、私は現在の悩みを打ち明け、相談することができる。
すると、彼らは私にこう言うのだ。
「××さんには、目先のものに飛びついて欲しくない。人生を5年、10年と長い目で見てほしい。そして本当の実力をつけてほしい。本当の幸せをつかんでほしい。」
そう告げる彼らの姿が俺には見える。
この瞬間たしかに俺は時間も空間も飛び越えて彼らと会話をしたのだ。
現在の境遇や抱えている問題から安易な方法で逃れようとして、長期的視野を見失ってほしくないと言うのだ。
俺はもう少し、この孤独を抱えたまま生きてみよう
安易な方法で孤独から逃げようとしてはならない。
俺は12月に入ってから、ネット上のゲーム友だちから受け入れられようと必死だった。でも、それはもう止めよう。
ゲームでどれだけ頑張っても、俺は結局のところ孤独であり、ゲームで成果を出す限りに於いて都合の良いように扱われるだけの存在だ。
ゲームをすることそれ自体は別にいい。多くのことを学べるし自己成長になるから。ただ、ネット上の友人を意識してゲームをするのは、もう止めよう。目先の孤独解消、目先の人間関係に飛びつかず、人生を長い目で見よう。
これまで俺と縁のあった、多くの一流の人たちが、彼らの集合知性が、俺にそうしたほうがいいよと、時間と空間を飛び越えて告げている。
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